2010年4月28日

宇宙文明学

宇宙間の支配で裏より重い表鈴系の権力が長きに亘り最も持ち易い。これはその適所が鄙な許りか主な経済開発から離れた隠棲に向くので、観察と経験から或る権威を及ぼし勝ち故。特に表鈴系内で中心圏にかなり近い所に主要な文明場の定常さが観られれば或る時期を境にそこはほぼ永続しそうな覇権政治の次官や介の隠遁所となり、やがて過半の実権が移り動き難くなる。但しその適所では経済発展や学術の進展はそれほど顕著でない侭であり続ける。これは適所さが違う故。又普通この界隈では文化の滞留が起きつくから醗酵し、全く達の違う趣が積算される。寿命の面で生態内に環境収容力の傾向が大変高くなり、死亡率は極端に低くその構図はきわめてゆっくりとしか変わらない。