2010年3月29日

生態学

生き物の法則は置かれた環境条件がどの循環を選ぶかによる。感覚原理は生態条件により、各生物はこの条件を繋いで自らの適所に叶う何らかの形、即ち姿をもつ。姿は可変。もし生態条件が揺らげば姿も変形を受ける。環境条件は、生態条件にとっては選択誘因。もし環境条件がなくば生態条件も生まれない。そして環境と生態の間にはいわゆる恒常さの域がある程度の維持性をもつをう。恒常さは、(ガイア仮説とは関係なく)生態が外部系へ及ぼすエントロピーをどの程度、環境に既存の変化との間で一定へ保てるかへよる。
 これらから、生態機能とはつねさの感覚原理への適応度だと導ける。感覚原理は主にどこかの生態条件が、環境との相互作用内で徐々に淘いできた常さの姿。ゆえ感覚原理は決して唯一不動ではありえぬ。
 生態機能同士の、追随作用(多くは微妙な。なぜなら大幅な環境変異への追随は通常の生態機能にはできない。これは感覚原理が持続した習性の延長上にある特有の条件づけ刺激の重ね合いゆえ、同等の経験が及ばねばその可塑機能が回復はしないので)はそれが率いる生態系との相互作用をつくる。即ち常さはどの感覚原理をより相応しい自己秩序の母系かと見なすかによる。故普通、生態機能同士には習性となった相互作用、いわゆる縁起状態が定義できる(地球型植物と光合成、同動物による捕食種など)。