2010年1月14日

社会学

系統発生上に新種の流入か文化のうけいれを経由した文化場は開放的で、社会環境のつくり方も島嶼化し易い。但し、そこでは保守の観点から文化の完成度を誇るのが難しい。よって開放した文化適所は進歩した生態か品種をよりえり好みや淘汰しがちで、そこからは決して多数化した特定品種ではないが全く目新しい才能や性特徴あるいは文化習慣を変性か習得した個体が設計され易い。内陸ではもしそこが盆地だと、文化の流入経験の少なさから新しい文化素をえり分けたり強く選好する傾向が強い。但し、この新文化素の入り込みの経験が大幅に少ないとき排他反応でそうする。特に小さな島では隠れがの無さか少なさから、文化素の到来についてごく受容的でありやすい。更に、ときによっては既存の文化素のあらかたな一掃が起こる。これはいわゆる僻地の、旧態の温存とはことなる経過をたどる。これらの傾向は、文化や文明化という市民開化の系統発生論へ内在された記憶や過去の組成を最終的及び結果的には文化色として模様替えしたりできたりされたりするかできる。且つこれは文化型といわれてきた、ルース・べネディクトのいう、固定的にみたときの一帯や民族構成比に特有の習性形態をも内に含む。ほぼ同じかよく似た近代化をへた地域でもそこに現れた文化素の構成要因や組織の方法論が異なるのはこの為。