淀んだ大気の僅かな隙間に僕は居る
もし大宇宙の隈なく探ってみても
見つけられる筈がない隙間だなぜなら
そこは只の空冷エンジンの機能をもたない
小さな小さな無用の空間なのだ
だがムダを排するべく君達
カイゼン・マニアは血眼になって
余計な人間を排除したがる
すでに破り棄てられた
幾多もの詩人の手記を丁寧に
拾い集めてみてもそれは
いうまでもなく一円の得でもない
勝てなきゃ話にならんじゃろが
君の目の前にいる上司はすぐにでも
この隙間を潰したがっている何しろ
それが彼式のブランド・ロイヤリティなのだから