2009年10月27日

繁栄

経済的繁栄バンザイと経団連がほざいた。
へぇと僕は思う。そんなもんなの、人生。いいんじゃないのアメリカン。
そしてそのハゲが映り込んだテレビをバットで叩き割る。ブラウン管ってそういうことなんでしょ
大事にしてきたMDがどれもこれもダメにされた。だがSONYは責任感なさ気。
お前の金なのか俺の物が。そして僕は新しいはずのネットワークウォークマンをトイレに落とした。
あまりに小さすぎるし、曲が出し入れしづらい。
そういうことなんでしょ? 経済的繁栄って。買って下さい、とは言わない隠しタイマーが今かいまかと没落を望んでいる。
庶民から金を絞りあげ陛下のあしもとに平伏す。
そういうことだったんだ、ふぅん。
あれだけ必死だった小説家が、簡単に名誉の前に膝間即くのを全国民が笑う。
ぎゃははそういうことだったんだ、人生。勝てば官軍、小御所会議。だれも見ちゃいないって。
カミサマは目の前にいる。それさえ敬っておけば
僕はそんな邪悪なクニの王様が、アメリカに殺されなかった幸運を祝う日々に生まれた。
幸運?
自業自得だろ? 媚びへつらう追従者どもを身につけ、本当の実力者を排斥した公家のあやまった勘定がそこへ君を導いただけ。当然の結果に驚いてどうする?
僕はもうあなた如きをカミサマだとは考えなくなった。
なにもできず、ただもろ手をあげて贅沢を尽くし、ほかの時間は暇つぶしに費やす名目の貴族。
僕はあらゆる手管をつくして人を見下す権威を望んだその一族が、決して幸福ではないことを知った。
いつもびくびくし、真実を見抜かれ殺されるのを怖れながら、本当は交尾のことしか頭にない地上の王様。
経団連が言う様に、君が代を歌い、経済的繁栄を謳歌するんだ。
それで幸せに成れる。立派な伝統宮殿から気が狂った民衆のお祭り騒ぎから金をまきあげるだけでいい。
だから僕らは、小中学校でくりかえしくりかえし、気違いじみた国粋教師に殴られ、厭味を言われ、精神的虐待を受けねばならない。それがこのクニの道理なのだ。
どうして社会を愛せるか不思議でならない。畜生の戯れる乱れた地獄を。