鈴木雄介ブログ
2009年9月8日
夏の夜雨
花の香は移りにけりな徒に斯く身代に降るながめせし間に
事もなく過ぎし日々なら徒に音もなく降るなつのよの夢
星屑も独り声なく降りしきる花火の合間にみしは世の中
ことごとくうつるいのちのただ中に一つかわらずうつす望月
街深く返す返すもしとやかに明けてきがつく夏の夜雨よ
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