2009年1月12日

鴎の勘案

温暖化の必然的推移を予知する能力を欠いていない日本人は、最低でも
1.沖の鳥島
2.竹島
3.北方領土、特に択捉の神威嶽
の三カ所へ「高台」を、ある程度に堅牢かつ高設備で建設を急ぐ。これは気象観測を兼ねた灯台状であれば、時節柄なにかと気詰りな中央管理でなく、地方省庁の手でも有益な情報の提供をもって主権へ調布しうる。

 いうまでもないが珊瑚礁では領有権を主張できるだけの国有性を島嶼として見立てづらい。海里の減退は護岸堤防で可能だろうが。

さてより重要なのは『砂浜』を景勝として守る工夫である。
これはむしろ自治体独自の働きで、既存防風林から後方地の買い占めによって、敷地後退を逆開発するしかありそうになく思う。つまり新たに自然景観を地球という大胆な業者に開発してもらうことだ。
 かく如き判断力を発揮できるだけ機敏で知慮ある地域も数少ないだろう。地表の大部分はしばらく断崖を、したがって沈没型リアス式の海岸を多く造成し、亀や干潟のいきものは生息場を移さねば割とすぐ見当たらなくなるだろう。