2008年9月16日

新型媒体の発明

英国Plastic logicsのレター型電子端末は優れて現代的な媒体となるだろう。それは本という形態への革命である。
 日本市場に特徴的な僻地化いわゆるガラパゴス化は、その開発技術の弱さによる。発明の威力が低いのは工学の低さに由来する。これらを一息に改良するのには工学系の大学への大量の企業および政府からの助成と協力を行うしかない。
 ベンチャーが韓国より日本ではやらないのは政府の助成が、大企業の管理価格是正とあらたな若々しい起業への調整を図らない問題にある。この体制を根本から破壊しなければ日本の市場が国際的に孤立して大筋から乗り遅れる可能性を否定しきれない。
 我々はあらたな市場から乗り遅れない為にかの基本形へ入力装置としてキーボードを、別の接続機器として加え改良するべきと考える。なぜなら御社製品は画面上への直接入力を既に可能にしているが、それが最善の方法とは言えないのが例えばタッチパネルが汚れ易い現実を考えると当たり前となる幸先があるから。
 恐らくかの電子端末は読書専用の機器として世界中を席巻するだろう。
 ソニーが誤ったのは、インターネットが基本媒体になる未来を見通せず、既存の書籍出版業界そのものを組み換える大胆な発想に欠けたところにあった。