2008年8月12日

婚姻制度の指南

我々は既存婚姻外の浮浪生活者の為に特殊な社会保障を国法で定める意味を持たぬ。文明の必然は人口支持力の増大なのであり、決して単なる生物量として定量化してしまえる出生率ではないからだ。
いくら数多くとも、彼らの精神的生活程度が先祖よりずっと没落していればその国家は《不幸の文化》により失敗したと言える。だから女性への過剰教育により不安定な浮浪層の増大が起こるとしても、堅い婚姻による「最大多数の最高幸福」の福祉行為に適応した生を最優先して優遇すべきなのはいずれ変わらぬ。
なんとなれば倫理的に退化した種類に最低限度の文化的生活を定めるなら、それは彼らが「物質的に」生存を保障されるというに過ぎず、結局人間的家庭を築くには金だけでは足りぬのだ。


 曰く、百万人の犬畜生より遥かに、唯一人の人格者の方が尊いのである。