不確定性定理とはプランク定数に関する確率論的定数比の法則でしかなく、その定義は数理の枠内に収まる。Δxを位置、Δpを速度、hをプランク定数とすると
Δx×Δp≧h/2π
従って
h≦2Δxpπ
だから我々は量子論を位置と速度のラグについての法則体系として改めて理解すべきで、相対論の様に未知数を多次元で持ち得ない定理にまで事実を還元できるか否かは唯、単なる計算時間の問題で科学の命題ではない。
我々は事実を論証し、その実験で実証すればいい。結果を更に抽象された法則へ還元するのは後生の任めで、その解析には恐らく更に小さな物質単位を仮設する必要がある。なぜなら我々はラグの理由を未知の象限に求めねばならないし、確率はそこへ近づく数理法則である。