2008年6月22日

高校風紀の自由主義的分化

上方のみならず風紀の下方更新も自由の拡大が持ち来る当然だから、もし国公立の教育環境が門戸を拡げるばかりに比較的乱雑ならば、同地でより整った選良私立学校を建設するのも、地元民共有の悲願でなくてはならない。この種の謂わば「孟母の備え」こそが福祉国家への過渡期には大きな功を奏するだろう。
 我々はある種の退化例を文明の反面として進むべきである。野蛮の再摂取という事は不要なばかりか不可能でもある。文明は進むか退くか二択故。社会に対して責任を持たないということ、次の世代に対する十分な教育準備を怠るということは畏らくも人道に歯向かう犯罪行為であって、この種の反動形成がかくも広い世界では一帯凋落の兆しであるのも疑いない。
 良禽は選ばれた木々から生まれる。