2008年3月14日

天文学の範畴

視覚が人間の構想した感性であって、他の生物にも太陽系らしい特性として観察できるのは疑いない。しかしこの世で我々の観察に値するのは光の為にである。いわば我々は有限の世界しか視覚的には観察できない。
 従って、我々自身の構想は全く以て視覚感性を越えては何事も知り得ない。概念自在の領域は数学の独壇場であって、我々は感性において経験しうる範畴を自然科学の実証体系に棚卸しするのが精一杯だろう。
 ならば、我々が構想を働かせて知るのは、いな広く有限の世界についてのみ。そしてそれは、我々が地球文化を通じて養うに至った光の探照を時間的に借りてしか不可能。凡そ、我々は光の有限数時間に届く範畴についての自然知識しか認識し得ないだろう。