2008年3月12日

医学

何ゆえに人は寝溜めが出来ないか。人は睡眠時間を本能行動に夜間適応として構造へ入力した。だから彼らはそれをノンレム・レム睡眠のようなリズムを含む身体の休憩として進化形質に保存していった。丁度、夜行生物がその視覚細胞に多くの幹体を淘汰したように、人類ないしは哺乳類においては、行動形態を集団生活の能率つまり哺乳能に還元する限りで彼らの睡眠を概日リズムのままに保つ傾向があった。
 故に、人間は明る過ぎる夜を操作しても、自分自身の本能を全く概日リズムの習性に従わせるしかないのだった。尤もこれが地球の表裏で交互に変換する休みなき活動を普遍化しつつある要因にもなっている限りは、全く立派な人類の祖先は地球環境への適応を集団活動の合理化として進化させるだけの特長をただしく遺伝してくれた。かの子孫が又、より活動化することでこの自転した秩序を経済化するのも疑いない。
 ともあれ我々自身は素早く、自律電球としての人工太陽を発明するだろう。それが人類という種にとってすれば太陽系外での生活には必要だから。