2007年12月4日

宗教考

世界宗教は人間が育み得た最高度の自発的再分配機能なのは歴史が示す如く明らかであり、その興隆は全て民心を和らげる。
あらゆる権力集中は必然に腐敗を伴うから、政治権力自体には調整的正義の一翼を担うのが限度であり、社会のもう片方の翼には世界宗教が必要となる。

且つ、もし君が、同じ歴史が伴う悲惨な《民族間抗争》にさとければ、一民族中に「複数の世界宗教」を共生と迄は行けずとも最低限住み分けさせて、不毛な原理主義的対立を文化慣習上で未然に解決しておくがいい。
信教の自由のみならず、単なる邪教の市民間監視と、世界宗教団体の行き過ぎによる異教徒迫害への裁判的な禁止[公共の福祉の概念による]を怠るべきではない。