2007年12月29日

芸能批評

彼等は厳しい家庭にある娘の門限を守りながら親交を深め、男の海外での仕事が増えるのを期に結婚すると云う。家族は清潔な交際を続けて来た彼等を快く承認した。とすると、彼等をこそ範に仰ぎ、第一に愛娘には厳格な躾を守り、第二には男性ならば辛抱強く適切な配偶者を待ち続ける事が、良い結婚をする為の参照になるのだろう。
 昨今の軽薄な夫婦が長続きする可能性は全くない。人間の配偶とは社会的承認の儀式に過ぎないからだ。若し単なる性的間柄ならば態々結婚する価値は無く、社会的に承認された家庭を築く価値も無い以上、時期と共に崩壊しなければ寧ろ不自然と言える。GHQの政策は封建体制に無理に関連付け家族制度の破壊を企てたが、男女交際の良識に於ては日本型伝統の方が余程優れたものであった。