2007年7月31日

衆愚淘汰論

適応格差は民族内淘汰を厳格に遂行する。衆愚は救済の道を世界宗教の門にまさぐる他なく、その居場所をさえ見つけられなければ地上から永久に血筋を絶やす。人口抑制の手段として、生存競争の便宜に格差社会ほど好ましい智恵は無い。均質社会はひとえに人口増殖の方便に過ぎなかった。
 同種同類を奴隷として使役し地獄へ釣り込み社会保障を断ち切り過労死へ追い込む。老獪は揚棄され遂には賢明な種族だけが建義を全う繁栄する。その様な必然経過を通じてすら優等種内にも格差は存在するものだ。配分格差と均質調整とは適宜時勢に応じてバランスされねばならない。

 少なくとも現代日本においては衆愚を淘汰することに何一つためらう事は無い。我々は凡そ思い付く総ての肩書きをresetし、代わりに生存実力のみで人間を評定しなければ道を誤る時代を経なければならない。