鈴木雄介ブログ
2007年4月14日
文化論
漢字に対する省略は専らdecontextualでなければならない。そういうpragmaticな改良だけが漢字を利便にする役に立つ。記号字の導入に対する文脈の保養は文化を伝統にする為の必然だ。中文字の傾向に対して日字は飽くまで懐疑的でなければならなかった。
あらゆる知的創造にとって言語術が基礎ならば、ある語勢の持続的建設にはその織り方に各時代相応の工夫が要である。例え文明上劣位に置かれても基本的に、闇雲に文化を否定すべきではない筈。国体の批判は言語が担うから。
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