2007年4月9日

振り仮名論

語類とは存在しない。あるのは無数の文化枝葉のみ。かれらの文明は文化交易の中和にある。しかしながら、語族間の競戯は建設的である。
 人々が時に民族主義を文明化の手段にするのは自然の狡智の範畴に属する。帝国主義は文化を強制的に混ぜ合わせる熱力学作用に変わりなかった様。国語の純血性を破格しない限り衰退やその絶滅は避けうるものではない。脱構築の実用的な実践は国語の破格へ向けられねばならない。それはnativeな語を分断する文脈に拠る可だ。
 われわれはあらゆる国語において振り仮名の用法を適用しなければならない。純血主義の文化はいずれ枯れるもの故。