2007年4月7日

孤軍

功名に奔走する文化人。実際、授賞式とやらに歓び勲んで凝った正装をする禿げ鷹どもにも何の徳もなし。学界あるいは各種芸術界と呼ばれる有識者の相互利益用の高尚会合とやらは、伝統があればあるほど須らくみな俗物臭のデカダン互恵領域でしかないし、無論それは奴らの知性を骨抜きにする迄飽かず続けられる蛮族の戯れ事なのだった。我々はニュートンが下等な論争で駄目にされた実例に鑑みればどんな栄典へも無視が絶対である。それを採らねば殺されでもしない限り、求道の邪魔になる重荷は早速棄てよ。というのは、世俗間のかの名誉の徴とやらは悉く馬鹿の実証であるから。
 奴隷の勲章は人間の名誉にないのだ。学術成果の種内伝承、卓越の恵与、民族経済への功利的な献身、乃ち啓蒙以外に如何なる仕事も汎神意中になし。
 君が賢ければ賢い程、やつらの時間潰し集団から退けよ。そうでもしなければ大半の研究のひまは議論と呼ばれる低脳説得の説明術に投尽され返っては二度来ない。