言葉は繋がる経過によってしかIdeologieの表出にならない。対する原始的叫びは観念形態の合理化を説明しない。
辞書、dictionaryはこの様な、言葉の繋がりを規範化する時代劇的な権威。当にdictions、即ち語群の列として。とすれば、それが参照される頻度に応じて啓蒙や偏見は辞書の上で伝搬されていく。現代通俗語や死古語が取捨選択される結果として一辞書は成立する。
惟うに、辞書の再成型が文明の同時代的な様相を呈する因ではある。脱構築は非口語的な文脈へのそれである以上、究極では辞書に対する批判としての修辞法。
訳語への免疫を交換することが専ら、文やecritureの役割だ。それは人知領域を拡充する文化力学。ずれの微分と共通項の積分とが地球文化間の逆演算である、と認識できる。即ち文化間微積分が国際化の現象である。