2007年3月27日

形骸化する体制と思想

性差が知能の発達率に於いて自然の侭ならば、彼も又、労働者の一員に過ぎない訳だ。だが、果たしてこの説が偽善ではないか君は自問しなければならない。なぜなら知能とは種族における搾取の便利として進化してきた一特徴にすぎないのだから。
 宗教をはっきり選ばないという意志より国際人間に適合した態度はない。言い換えれば、学習されるべきは平和秩序を階級対立の無効化の利便を通じて体制上に追求すること。思想の差は国家民度の区別のたとえであり、単なる自由主義の問題ではないだろう。先ずは文士自身が肩書きを否定し続けねばならない。この便宜を利用すればするほど、文化は形骸化によって退行する筈だからだ。
 常により最適化された体制を再構築するには格差を等価的な分配体系に供するべきだ。すなわち、肩書きを破壊し、役割に代えなければならない。亦その役割は世襲と絶縁した流動的な名義にしなければならない。