2007年2月7日

文明学

文明は、否、そもそもの生命体は混沌度の減少主義的改変なのだ。宇宙にとってすれば、我々の知能は程度あれ秩序の中枢にちがいあるまい。精神、則ち知能とは自律したenergieである。自然に秩序があるのではない、宇宙に理論があるのではない。数学的思考そのものにある、と考え直すべきだ。
 知能しか幾何学的数理を知らず、従って自然は知性を持たない。でなければ無目的な宇宙を現象させない。目的思考、即ち疑問ができるのは唯、宇宙の中で知能だけである。だから数学展開にさえ知性的整理以上の理由はない。
 宇宙の理由を考えつけるのは知能しかない。