2006年12月8日

建築論

私は建築における普遍合理主義を信じる。土着性は道具だ。私は次の命題を審美判断する。すなわち、時代の工学を用いて社会情勢における理想をひきだし、文明の進歩を根気よく導く事を人間自然の目的と見なす。だが建築家たるものは、以上の召命を決して狂信するなかれ。臨機応変なればこその職能であり、折衝自律の立場であってのみ創作できる。