2006年11月9日

公園の素描

星屑が墜ちる夕暮れどきに、子はてくてくかわべりを歩いた。いくつもの星の点が散れた。夜の背景にはネオンサインが元気にまたたく。 公園の遊具がくるくる回転している。まるで神がもてあそんでいるみたいに。事実そうですね。風の色がこの上ない薄青に染まって、感情を揺らす。大きなものがなだらかな軌道をすべってするっ、と暗黒へ沈んだ。魔法かなとかんがえた。しかし、気のせいだろう。ゆみは歩みを進める。犬の目線。どうして公平さを信奉しない。わたくしどもは飼い主へ忠義なわけなのに。街灯から視ると。あるけアルケー。川魚から看ると。やばいな。ゆみはぶいぶいいわせて走り出す。犬は呆れて笑った。ばうはうす。超人が飛び込んできて舞台を惑わす。やめれヤメレ。あほどもアホども。ぼくが救う地上だよ。太陽のレビュー。やめとけ。つまらん。散歩が導く趣味生活が楽ちんぷんかんぷんである。へいへいへいぶいぶい。夏休みの夕陽が秋の夕暮れに重なってくなくるなあ。どちらもおなじ幸せなオレンジなのであった。おかし。はゆしまばゆし味気なし、やばし。吐息白帰宅記、川の流れの様につらつら好し。