もし少子化ですら都市への人口集積は加速する一方だろう。地方放置と都心集中による産業力の合理化は、地球環境問題に対する解決策をも指し示す。即ち人類の生息範囲を平野部の都心部に可能な限り集積させる事・都市化とは、とりもなおさず地方における最小人為的自然の快復でもある。農林水産業は文明に応じて、自然に対する最小の介入を目指して生産力を効率化していくだろう。機械投入型大量生産が結局は自然物産の質の向上をすら目指したものでもある。合理的ではない商品は市場原理により淘汰駆逐されるのだから。その究極は自然環境をすら再生産するだろう。例。国有林の養生とか、景観保護とか、狩漁範囲の自主規制とか、食用動植物への最大最高の快適環境・amenityづくり等。