2006年7月13日

善為の教育

人類個体間に知能差が観察されるのは種内競合のしくみ。より類人猿に近い個体、より神類に近い個体が発生するのは自然。なぜなら彼らは同じ環境適応の漸近的変化行程を経て進化してきた。近代社会のrule、自由主義においては、現代、民主制の必要から事実上、権利平等が唱えられている。これに有力な根拠はない。形而上学的な飛躍を含むかもしれない。定言命令を普遍的に根拠づけるのは何か。それは個人的内省に基づいた、少なからず直観的な信念ではないのか。
 知能格差は必然に階級闘争へ直結する。我々が身分を利用したのはこれが故。身分制度は平等社会と矛盾する。これが社会主義の不可能さ。それは神格の顕現である以上、理想の善は身分格差を拡大する作用を持つ。
 教育はこうして、進化の文明経過における調整的正義として必要。それは知能格差の中庸化の為の機構。