2026年1月5日

禁断の果実

もし万物にわけがなくとも
うその上に築かれたこの心は
とわにつづく星達の共演

もし万物に原因はなくとも
あなたの体の上に刻まれた歴史は
もう失われてしまった宝石の輝き

ろくでもない男達は去った
彼らのどこにも誠意がなくとも
僕は哀れにも思わない
もし君の心の声にさえ気づけていれば
そして僕を除いて誰ひとり
その消え去りそうな声を聴きとれなくとも
たった一人で十分だったはずだ

もし万物がめぐりくる定めの変奏曲で
そのどこにも終点がなくとも
僕はつくりあげられた恋の理想論をこえて
君の手をつかみに行く
もし君にとってこの世のありさまが惜しくとも
奪い去ることでしか未来は見えなかった筈だから

もし万物の支配者が禁断の果実を
僕らの間に置いていたとしても