2026年1月1日

十字架

僕はあまりに心を悩ませている
それというのも
あなたが本当に貞節なのかが分からず
またその裏の顔が見え隠れする為に
遂には君の存在自体が僕の核心の様だからだ

実際この心配には意味がない
第一に君の貞操は君のみのもの
それならなぜ憂うべきだろう

つまりこういう事だ
僕はあまりに君を大切におもうがゆえ
勝手に配偶者になったつもりになり
遂には妻に自分への愛を問うときの如く
君自身の自由を拘束しようとするらしい

だがそんな蛮行が誰に許されよう
もし神がおわすならなぜ君を浮気に創り
あろう事か僕以外に恋をさせたのだ

そんな事態を招くならいっその事
初めから僕をイエスの代わりにすべきだった
いや既にそうなのかもしれない

僕は君への愛の故に心はとうに磔にされ
この重い十字架と共に生きねばならないのだから