鈴木雄介ブログ
2024年10月11日
かなしみの距離
もし宇宙にだれもいなくて
あなただけが生きていたとして
そこは限りなく広い海に落ちた
一滴の目薬みたいに潤っている
実際僕にとっては
あなた以外は生きているとしても死んでいる
もし世界が果てしなく
あなただけが孤立していたとして
そこは信じられないほど大きな湖に沈んだ
ひとかけらのルビーの様に輝いているだろう
本当に大切なことが既になくなってしまい
真理がだれからも忘れ去られた2つの文明で
われらは遠く離れて呼吸する
もし本当のかなしみを知っている人がいて
その涙の価値に気づきさえすれば
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