それはまるで偶然の様だったあなたの言葉の一つずつに永遠に続くかなしみの色をみてとる時我々にはこの瞬間がまるで宇宙にこぼれてきた雨粒の様に消えていってしまう我々の存在すら無限に続く筈のこの戯れごとのどこかに眠っているかの様に感じられたそして宇宙がもうあとかたもなく最後に残るのが我々の吐息だけだとして死んだ方がいい人々のあとには我々が交(か)わした心の印だけが残る