2024年3月11日

阪山(旧京阪)両地域の悪政を反面教師にした、地方自治の基礎

暫く前に大阪人に絡まれた。その人は必死になって嘘八百を並べ立て、東京が国政と癒着していて(というか正確にはその人は明らかに知力が不足していて都政と国政を混同していたのだが敢えて補って解釈してあげると)、特権を享受しているので全て東京が悪いと科学的事実に反する資料を大量にみせてきた。それで面と向かって相手が恐ろしい馬鹿だと言ってもしょうがないので、とりあえずそれら間違った資料を種に何がしたいのかを推して尋ねてみた。結局その人は母方が山背らしく東京を憎悪しており、何でも東京が悪い事にしたて阪山両地域に利益誘導したいだけみたいだった。要するに金権腐敗政治の主張だ。
 根っから性悪の人なので首都圏側でもそんな腐敗取引をしてるのが当たり前と思っているらしかった。それで茨城県の僕にまで東京憎しで大阪の彼に全面的に従って当然だろうというのである。
 救い様がない馬鹿は何をしても治らない筈だ。死なない限り。だとすれば彼に文明側の話をしても通じる筈がない。
 端的にいえば維新の会というやくざ組織擬きはそんな利益誘導隊に過ぎない。その事がありありと理解できた。また山背市(旧京都市)のあの腐敗行政の内情も、類推できた。要は平安京の受領政治から全く進化がないのである。私利を公益に優先する外道達が行政を牛耳って救えない赤字財政下で見栄を張る。

 音喜多駿が今炎上している。高齢者冷遇を提案し歳出を子育てに振り向ければいい、との主張が𝕏民一般の気分にあわなかったので、暫く前まで成田悠輔の似た様な主張を、諂う下種女らと彼を誤って有名にしたともいえる高橋弘樹や茂木健一郎ぐるみで天才だの賢い等と賛美していたのに、手のひら返しで叩く。

 しかし阪山の腐敗行政はそれよりある意味で厄介だ。彼らは深刻な嫌がらせを今後も東京へ永続的にやり抜くつもりだろう。東京都だけが亡ぼされるならまだしも東日本を阪山人らは既往の小中華思想によるうぬぼれや無知から野蛮視しがちなので、東日本全体が阪山に国事上で具体的公害をされると考えていい。例えば池田信夫は山背から東京にでてきて青森など財政力の弱い自治体から電気を搾取してきたのに、原発の最終処分場を押しつけろと平気で主張している。近くは戊辰戦争、遠くは巣伏の戦いなどの山背地域からの侵略罪や、元寇にも黒船にも無力な虚栄の最悪支配史も山背の政治勘なさをしっかり示している。

 よって結論はこうだ。国政から維新の会勢力は完全消滅させられねばならない。あれは大阪の腐敗政治勢力に過ぎない。2025大阪万博木製リング炎上は決して偶然ではない。山本理虔は本質をみぬいている。彼ら阪山人らはとかく国事を乱用し、カネや権威権力を自らの我執の為全国民からひっこぬきたいだけだ。
 阪山人ら一般の我執は、国政上の影響力、つまり全国民への他害的影響さえ取り除きさえすれば金権政治を意味するにすぎないので、いわば自滅の狂騒曲にすぎない。万博会場ルート整備が真の目的とする大阪IRも全く惨めな結末に終わるだろう。また旧京都市は自公立相乗り松井僭主政治で確実に財政破綻する。アクトンが「絶対権力は絶対に腐敗する」といったが、阪山両地域は驕りのため議会も行政も相互監視機能が働いていない。そのため片や維新寡頭政治、片や松井独裁下で反福祉的金権政治をしているが、反省や内部改革より反東京や市民の驕りといった理想論を掲げ市民の注意を逸らし、悪政が罷り通っている。

 東日本側でその種の腐敗がはびこっているという話は余りきかず、精々似ているとすれば神奈川県知事黒岩祐治の私事スキャンダルと(それでも再選してしまう民度問題)、小池百合子都知事と都民ファーストの会の癒着くらいだろう。つまり東京や神奈川に問題がある事が分かっているが関西ほど深刻ではない。
 現時点で最も問題なのは原発政策で、東日本は世界最悪事故を経験した福島が属するだけに一機も再稼働していないし、水戸地裁は都の原電社へ再稼働を禁じる判決を下した。最高裁まで同判決なら脱原発へ舵を切る事になる可能性が高い。小池都知事はゼロ原発が公約だったが旧電力会社と暗闘があるのだろう。

 都庁の絵の投影は約18億円かかるので国内で最も財布に余裕のある自治体でもきちんとマスコミと都民の監視機能が働き、散々批判されている。この点は約350億円ですぐ壊す木の輪を作り、万博総額で約1万9千円増税を寧ろ喜んでいる大阪とは対照的だ。旧京都市の村上隆展も財政危機下で大層浪費的にみえる。

 以上からわかる事は、財政力は地域住民の経済力や自治方針にある必然性があってできているもので、普段から少なからず悪政している阪山両地域の地位低落にも当然さがある。寧ろ、彼らを反面教師に、行政を厳しく市民や議会が監視し、また政党では一党支配をもたらさないよう交代可能性を残す事が重要だ。