2024年3月18日

断る権利と断れる条件の法定案

最近SNS権力乱用に近い事案が増えていて、切り抜きには注意が必要です。特にいさかいの場合は片方の言い分だけ聞くと状況に不完全情報しか持たない第三者は臆断し易い。しかもマスコミもSNS 炎上ネタを真実の確認なしに拡散してしまうので、デマや冤罪が広がり不当な社会的制裁が起きかねない。

 中嶋涼子氏へのイオンシネマ・シネタス調布での5度目の「グランシアター」での観覧拒否の対応については、本来は設計上全席がユニバーサルデザインやバリアフリーになっていれば発生しない問題だろうが、狭い空間や経済的理由などで必ずしもそうはいかない事もある。一般席を車椅子客が希望した場合、力や経験のある専用スタッフを常駐させる事ができない時、抱え上げを断れないのは必ずしも合理的ではない。
 例えば老齢や腰痛の危険があるスタッフしかおらず、経験もない為無理に車椅子客の抱え上げをするとスタッフが身傷する様な場合、合理的配慮の一部として現実的不可能さを根拠に丁寧に断る権利もあるべきではないか。
 同時に、断る権利乱用を防ぐ様にも立法すべきで、一定の断れる条件を決めるべきだ。

 裏技としては既にサイバーダイン社の介護用パワードスーツがあった気がするし(企業側導入前提)、それでなくとも近い将来、段差昇降できる機械が導入できると思うので、最長でも大体50年以内には解消する問題の気がするが、現時点では、介助する素人側が重みで腰を痛める可能性があるので法が必要かと。