2024年3月22日

多文化学術の本質考察論

ドイツという国は、今後、大きく衰退する可能性がある。文明は長期の競走で、日本では脱税(申告漏れ)やコロナ禍賄賂五輪強行時のホロコースト揶揄ギャグ庇いなどの反社会的言動で知られる茂木健一郎氏が流行りの主題を出版社側に出され書いたという、ある種の量産型駄本を喜んで買い漁る程度だからだ。
 低民度民衆がネオナチ紛い、もしくは、当人の発言「歴史は存在しない」などそのものの人物の、日本人一般の感覚とはズレのあるいい加減な「日本凄い論」に騙されているのをみるに、ドイツ人文界は既に衰亡期にあるのだろう。心理病質系狂科学者は、相手方に置くには壊乱分子だ。

 メルケル元独首相は「多文化主義は完全に・見事に失敗した」と2度も発言した。
 彼女の言説は、極東の異文化へも当然ながら殆ど完全な無知を晒しているのと等しい。それほど低人文知な集団の上に、茂木氏はいつもの度外れな調子で、或る種の歪んだ恣意的偏見を植えつけている。
 茂木氏の逆出羽守仕草こと「英語で日本凄い仕草」は、異文化摩擦を拡大こそすれ、却って諸々の勘違いを生み出す結果に終わるだろう。彼が普段から国内でやっている人文的無知や開き直ったサイコパシーに基づく炎上商法をしっていれば、人文学者を偽装する国際詐欺は陸な結果にならないと予想がつく筈だ。
 欧米諸国の一般人らは、村上隆氏の亜流漫画擬き輸出詐欺時もそうだった様に、茂木氏のいつもの駄本を本気にして却って東洋主義の偏見を強化し、何かしら不敵な、もしくは勘違いを含む不穏な動きをする事にきっとなるだろう。だがまともな人文学者は別にいるものなので、冷静に多文化理解を続けるべきだ。

 いま少なくとも東京圏の文化系老人が行っている国際売名稼業は、戦後の連合国追いつき戦略がひと段落し、米英勢から日本凄い論で騙しにかかる、との方途をとっている。それは国内的には欧米出羽守、国外的には日本凄い仕草の二重基準をとる薩長芋侍式の卑怯技ともいえようが、唯の虚勢で実態は何もない。
 茂木・村上氏らは文明の配電盤を気取っていた旧帝大もしくは藝大派閥を中心とした、単なる貿易業者だともいえ、東西に情報落差のある文化摩擦間で潤滑油になる振りをしながら、人文学的・芸術的には粗悪な三級品を売りつけ、懐に手数料を掻き込む彼我の大衆騙しでしかない。新種の海援隊的な手口だ。
 そういった悪意(内外事情通や博士号後光で万事知った顔の害意)ある貿易業の末路が悲惨な事は疑えない。だが専ら、文化圏落差が充分解消されていない間には、彼らの様な或る種の名誉白人系詐欺的業態がもっとはびこるだろう。
 我々はその種の自堕落仕草を一顧だにせず、学術の本質のみ考察すべきだ。