陸でなしはずっとろくでもない。それは彼らが本当に愚かで、悪質で、性悪で、凡そ何事の判断力もないからで、そもそもかかわってはいけないのであり、僅かでもその種の愚物に妥協したり、甘めに見たり、大目にみたりして助けてあげようなどと考えては絶対にいけない。それが世間というものだ。
陸でなし達は根っからで、何の救いの余地もないのだから、それら悪質な人々に少しも同情するな。彼らは漸次不幸になり亡び去るべき存在で、それらは全て自業自得である。たとえ彼らが繁殖していても、その子孫は親の業を背負う。つまり、陸でなしの親から生まれ育った子の生涯は苦難の連続である。
