英雄色を好むとは一理ある
なぜなら性欲はテストステロンによる
なので男性ホルモン値が高いと
自然に性欲が強い行動をとりがちになる
自分はこの問題をかなり考察してきた
結局いえる事は
女色が破滅をもたらす傾向にある以上
英雄性は根本的に矛盾しているという事だ
また重要なのは自己統御だ
自己統御自体
テストステロン値が高いほど難しくなる
よって潜在的英雄度が高いほど
ある意味では自己統御しがたくなる
だが破滅を避けるにはそうするしかない
この主題を巧く切り抜ける事は是非必要だ
自分も試行錯誤してきたが
最も単純な方法はミスをすぐ修正し
しかも端から悪女を極力避ける事だ
人の身なので
しかも高男性ホルモンも正の面をもつので
英雄は必ずといえるほど女でミスは犯す
しかし過ちや罠 危険に気づいたら
即座に軌道修正すれば大概難を逃れ得る
元々英雄と言えるほどなら
叡智も備えていなければならない
それなら何が過ちか判断もつく筈だ
ミスの修正は早いほどよい
その際の未練も潔く一切捨てるべきだ
悪女と善女の区別は一定の慣れを要する
だが普段の言動を長らく観察し
その女が誰かへ敵意を発揮していれば
それはやがて自分にもくるとみていい
自分にだけ都合よい人格などありえない
貞徳の欠けた女は悪女である
見た目や媚態を無視せよ
愚かな女もまた悪女の一種だ
その女は愚行で同行に禍をなす
悪女と考えうる者に同情するな
悪女も女とはいえ飽くまで悪人である
悪女への深情けが無罪の己の命取りになる
悪女は必ずといえるほど罠にかけてくる
それは根性が悪いせいでもあれば
愚かさの余り誤解を重ねるせいでもある
だが幾ら時間をかけても治らない
悪性は生まれつきの面が甚だ大きいからだ
だから悪女を悉く避ける事が身を守るのだ
もとより敵とみて近づくな
善性を帯びた女しか付き合うに値しない
幾ら美や媚態の面で悪女が偽装していても
それは毒蛾の羽の怪しい模様や
蜂の鮮やかな警告色の様なものだ
若いと特にこの問題を経験で学びがちだが
賢明な者は早く女迷路を抜ける必要がある