僕は思いっきり東日本大震災で被災し、福島の浜通りにうちのお墓がある上、行政区分的には原発のすぐ隣の自治体(北茨城)で原発公害の被害者なんですが、地元の漁師らは以前から海洋放出に大反対してきました。自民党政権が科学を乱用し、国民主権を弾圧してるのですね。
漁業者含む人類や地球生態系の全生命を守る為、科学者・工学者倫理的に考える限り、処理(汚染)水は、生物濃縮の危険さが拭えないトリチウム(半減期12.3年)の影響が9割以上減るまで地上タンクで約50年保管*1 *2、後は人体含む生命体に一般的な害がないようコンクリート造りに利用*3で良いと思います。
1)
(掻い摘んで引用)
2020年に最大22TBq/年の放出を開始すれば33年間かかるが、2035年まで15年間延期すれば放出期間は21年間で済む。2035年までの遅延時間(15年)はトリチウムの半減期(12.3年)より長く、減衰で全放射能が半分以下になるからである。ただし、放出決定を遅らせる事は、半減期が約30年のストロンチウム90、半減期が2万4100年のプルトニウム239などの長寿命放射性核種については、殆ど、或いは全く影響しない。
――『東電福島第一原発 汚染水の危機2020』グリーンピース、21頁
2)
Another option is to simply wait.
Tritium has a 12.3-year half-life for radioactive decay,
so in 40 to 60 years, more than 90 percent of it will be gone.
――"Can Scientists Stop Japan from Dumping Fukushima Water into the Ocean?"
June 13, 2023, by Sierra Abukins.
Middlebury Institute of International Studies, News
3)
Q. 汚染水でコンクリートを作れば海洋放流よりも安全なのか。
「(汚染水に含まれた)三重水素は測定するのが難しいほどコンクリート中に吸収される。(私の案は)これを人の接触がほぼない橋梁建築などに使おうというものだ。このようにすれば国境を越える問題を引き起こすこともないだろう」
――フェレン・ダルノキ・ベレス氏(ミドルベリー国際大学院の常勤科学者、原子力物理学)
『米国核物理学者「福島汚染水放流は危険…コンクリート建てて使おう」』中央日報日本語版、2023年1月26日
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