なにも正しくない世界で
ただひとつ 手に入りそうな理想
その為にあらゆる苦労も辞さず
僕はこの大都会のどこかで
落としてしまった宝物を探している
いつか出会う誰かが言うだろう
そのことばの一瞬のすきまに
なにも整わない日常で
またとない 悲しみの向こうの景色
その為にあらゆる迷いを捨てて
僕はこの大宇宙のどこかで
失ってしまったあなたを探し続ける
いつか取りもどせるだろうか?
君の輝くばかりの笑顔が
僕にとってかけがえがなく
また永遠より遠く
あの日 自動改札の向こうで
待っていた君のその姿を迎えにいく時
僕は闇夜よりもっと遠くまでも
どんな困難でも超えていくつもりだった
もしもこの大都会のどこにも
絶対に あなたに似た人がいなくとも
僕は全世界の果てまでも探し続けるだろう
あらゆる宝箱のどこにも隠されていない筈の
ただひとつの あなたの笑顔を