2024年1月15日

宝物

なにも正しくない世界で
ただひとつ 手に入りそうな理想
その為にあらゆる苦労も辞さず
僕はこの大都会のどこかで
落としてしまった宝物を探している

いつか出会う誰かが言うだろう
そのことばの一瞬のすきまに

なにも整わない日常で
またとない 悲しみの向こうの景色
その為にあらゆる迷いを捨てて
僕はこの大宇宙のどこかで
失ってしまったあなたを探し続ける

いつか取りもどせるだろうか?
君の輝くばかりの笑顔が

僕にとってかけがえがなく
また永遠より遠く
あの日 自動改札の向こうで
待っていた君のその姿を迎えにいく時
僕は闇夜よりもっと遠くまでも
どんな困難でも超えていくつもりだった

もしもこの大都会のどこにも
絶対に あなたに似た人がいなくとも
僕は全世界の果てまでも探し続けるだろう
あらゆる宝箱のどこにも隠されていない筈の
ただひとつの あなたの笑顔を