2023年12月20日

孤立と善

よい性質の人はまずいない。このため、よい性質の人が得られなければ、孤立していなければならない。

 自分よりわるい性質の人々とのかかわりは、どんなものでも、およそ悪影響を伴う。それはわるい性質の人々が悪徳を帯び、害他的な行いに痛痒を感じないからだ。
 これらのためによい性質の人を探して、また判断力が確かでも、どこにも自分と同等以上によい性質の人が見つからない人は、彼らの生きる範囲で最もよい性質を帯びた人と考えられ、どこにも仲間が得られない。仲間がいない以上、彼らは孤独だが、それゆえに救われている。