業は遠からず結果になる。これゆえ、常に最善のふるまいだけをし、わずかなりともあしき行いに近づくな。 もしわずかでも悪徳に近づいている事が分かれば、すぐにでもその行いから離れ、直ちによい行いに立ち返るしかない。
人の生涯はこの種の癖の蓄積からできあがる。習性的徳とアリストテレスが呼んだものは日々の癖の塊であり、あしき人々が自ら不幸な結果をひきよせるのは、単なる偶然を除けばおおよそその種の悪癖が招いた必然でもある。