永遠と呼ぶにはあまりにみじかい間
僕はあなたと同じ世界に生きていた
だがその永遠は僕にはまるで一瞬に感じ
あった筈なのにもう手元にはない
あなたが生きているという奇跡のすべては
波打ち際に流れ着いた壊れ易い宝石の様で
僕にはあまりにみじかすぎるその瞬間に
あなたがすぐに死んでしまう事が信じられない
でも夢と呼ぶにはあまりにながい間
僕があなたの幸せをなによりも願い
もしあなたが死んでしまってもいつまでも
あの墓に刻まれた恥知らずの愛の碑銘の様に
あなたを想い続けている事は絶対に確かだ
僕があなたと同じ世界に生きていた事は
奇跡と呼ぶにはあまりに運が良すぎる
明らかな神の采配だった