2023年2月24日

泡粒

あなたの為に夜も朝もなく
わたしは常に生き惑う
だがそのどの瞬間もあなたは美しく
あなた以外のものは消し飛んでしまう
もしその輝きさえ失われなければ
わたしはいつまでもあなたに仕え
やがて星の藻屑と消えてしまっても
なんら構わない
だから私は小さくため息をつき
無限の大海の一粒の泡になる