2023年2月1日

日本クエストの基本構図

結局こういう事だ。
 知性、徳性、感性は各々異なる性質なので、どれかの性質が優れていても他の性質で劣った人なら、そちらで的外れな事を言う。
 モギケンが徳性や感性の点で最下等級の言動をしていても、信者はそれに気づかない。東大受験、理学の学院的経歴、一般書などで教祖を偶像崇拝するから。
 しかし、こちらのステータスはもっと満遍なく発達してるので、モギケンのいうことなすこと的外れみたいなジャンク意見みて頭を悩ませている。その中には公害に該当するものも沢山ある。コロナ禍賄賂五輪有観客強行、ノーマスクテロ、ホロコーストギャグ庇い、歴史否定論とか。次々エラーがふえている。

 人は一般に20代をピークに、加齢で一般認知力が低下する傾向がある、との統計的図表がカンデル『神経科学』に出ている。介護の経験があればわかるだろうが、これは一般的科学的認識としては決して誤っていないはず。
 思うに、モギケンをとりまく上記の現象は、恐らくこの神経科学で殆ど説明できる。
 また、そこに集約的に現れているのは日本社会、殊に東京圏の社会が学歴社会を作っており、それは位階制を作りたがるという事で、要は「人物評価の過度単純化」なのである。モギケン信者なるものは偶像崇拝を科学と完全に取り違えているが、それは同時に彼らが維持促進したい学歴位階制づくりでもある。

 学歴には
1.学習歴
2.教育歴
3.学位歴
4.学閥歴
5.受験歴
など複数の異なる要素らがある。これらをひとまとめにし、特に4の学閥歴と5の受験歴で、1の学習歴を見ない事にするのが東京圏の学歴位階文化の特徴だ。有名無実な虚構でも位階制さえ作ればいい、というのが彼ら独特の学歴観である。特に彼らの世界で菊の御家紋級に効果があるのが「東大」のそれで、次点の葵紋級なのが「慶早」のそれである。京大派は東京圏では少なく、位階制上の効果があったとしても、観察的には余り普通ではないらしい。都知事選で有名なマック赤坂とか京大だろうが、現地で余り厚遇されてる様には見えなかった。モギケンは菊紋つけて世間を闊歩してる様なものという事になり、それは紋所さえみせたら割符なしで関所も通れる。そればかりか初対面の人から行く先々でやたら厚遇されてきたのだろう。身近で観察していたらその事は重々よくわかった。当人の人柄とかそういうものでは特にない。当人は問題があるのだ。この東京圏ルールがわかっていれば初めからそれを利用すればよい。

 僕は父・祖父が慶早だったが、そのルールを教えて貰えなかった。寧ろ逆に教わっていたので、まるでルールを外れて、都内では相当冷遇された様に思う。
 都民は一般に江戸時代と変わらず上記の位階制の中で生きており、外を知らない。

 或る意味では小莫迦にしてる様なものかもしれないが、都民一般は上記の位階制をまるでウィンドウズのイルカみたく伝統的に計画された状態で、それに自己拘束されて計画外に動けないばかりか、寧ろ自分から位階制を再現したがるのである。「イルカのいらないOSなんてあるの?」レベルの全生態だ。東京圏攻略、この場合、その中での出世の為に位階制を菊紋でとびこえてきたのがモギケンである。そしてその事を重々承知で信者らは、彼の言説が徳性や感性その他の面で狂っていても、位階制による理由づけを選ぶ。単に信者だけの話ではなく、都民一般が学歴位階制を慣習的に信じてもいるのでより危険だ。はたまた、もし話にいれるなら他の先進国らも多少似た部分があるだろう。尤も教育組織の関係者以外にとってさほど重要な事と思われていないかもしれないが。
 既存経済学では符号理論が教育業をまるごと正当化してしまったので、ムダの制度化が行われ、位階制まではいかない俗物社交に役立っている。俗物社会と学歴位階制は或る程度まで相性がいい。脳の基本性能を持て余していたモギケンと、俗物根性を知的文明と常々勘違いしがちなイギリス勢なんか随分馬が合うに違いない。「イギリスは俗物が多いからね」と或るパリ女が言った。実際、人は学んだ先に似てくる。留学先には十分気をつけねばならない。

 加齢した人々が迷惑行為を繰り返し、下世代が解決不能な人災にうんざりして国を捨てる。恐らく今後よく起きるのはこの現象だ。既に起きている事だが、エラー修正法は見つかっていない。成田悠輔は姥捨て論を唱えだしたが単に大虐殺犯になるだけなので、イェール大のザル人事が信用を失っただけだろう。

 日本に居残る事を決めた人々にとっては、これからも「加齢エラー問題」を専ら解決しなければならない。例えば老害と書いただけで年齢差別と一般化しだし、言葉狩り冤罪バンをしかけてくる真理大臣の菊紋モギケン、通称魔王モギー一派などと戦い抜かねば、優れた未来はおぼつかない。中ボスですら大変だ。ラスボスは? いうまでもなく人種差別教団・神道の裏ボスで、国政の権能を絶対権威でふみにじるわが国一の無法者であるところの、上皇アキヒトである。アキヒトの前には表ボスのナルヒトも控えているが、勇者が最終戦へ辿り着くまでどれほどかかる? 中ボスにすら手こずる以上、遥か先かもしれない。