愛される事を求める人は空疎な感情を追いかけやがて独りに座礁する愛する事を求める人はいつかの幻影にさえもすべての完成をみている人々の宇宙には何も中身が詰まっていないそこには無数の影法師が踊りいつ終わるともない夕餉(ゆうげ)を楽しんでいる夢中で駆けたこの世の中でいつかあなたに会えるだろうかもし会えたとしてもその人は私の心に待っていたあの姿ではないだろう