2023年1月26日

英国BBC勢のご都合次第な帝国主義賛美とその追随者の佐賀勢モギケン

モギケンと英国勢は、利己主義的な点で一定の共通性がある。英国は星中を海賊団として荒らし、各地の先住文化を破壊して回ってきた。だが、彼らは原爆開発後にこの罪をさも無かった事に、文化多様性を尊ぶ様な手のひら返しをしだした。いつもの事だ。英国捕鯨船が大津浜へ漂着、のち鯨漁を非難しだした。

 モギケンや英国勢は単にご都合主義的でもある――元々、英国で普通倫理の手本になっているだろう功利主義の射程に自己犠牲を要求する面は入っていない。快楽追求の公的最大化がその目的にすぎないからだ。つまり、彼らは通常、他者を自分の快楽に役立つ範囲で利用するが、他者を目的とは思っていない。

 代わりに、英国の貴族道徳には自己犠牲を尊ぶ面もある――スポーツマンシップで敵に塩を送るも却って皆に賞賛される生徒を描く場面のある『チップス先生さようなら』、前将軍慶喜へ卑劣な冤罪処刑を企てた薩長の協力要請を敢然と断った英国公使。タイタニックで愛人を先にボートにのせ船に残った紳士も。勿論、いざ真っ先に戦場に立つ慣習は、英国の封建貴族階級へ当然の敬意をもたらしている。
 所が。欧米列強からの侵略時、起きた幕末政変で事実そうしていた「天下の先駆け」水戸の尊攘志士らを、いかに日本列島の人々が常々、辱めている事だろう! 特に西日本で、貴族道徳への侮辱と悪意は甚だしい。

 ではモギケンがその様な日英の落差に気づくだけの能力があるか。否。全くない。彼は側近政治(お友達アクロバット擁護)を日々好んでするマッドな右派の暴走ぶりで巷に知られており、ネットニュースを駆け巡るのもいつも炎上の話題である。論争を呼ぶテーマに「いっちょ噛み」するので火種は尽きない。
 数百万人のフォロワーを率い、オリエンタリズムの色眼鏡ならおよそ想像のかぎり何種類持っているのか分からないBBCの記者とつるみ、オシャレに日本を見下す。だって彼らは国連常任理事国側だから。だって彼らは戦勝国側だから。分かった、それなら佐賀も? いや違う。
 薩長土肥勢は反政府テロ組織だ。

 不正なクーデターによって不正な政府を作った。それをお為ごかし「大日本帝国」と呼んだ――小ブリテン島と区別するためグレートとついていたのを「大英帝国」と漢訳したが故に、勘違いして粋ったのである。帝国主義まで真似た。それでモギケンは佐賀勢が英国びいきなら徳川文化を見下せると思ってきた。
 政界風見鶏のモギケンなので、定見はない。徳川宗家のご当主が静岡から出馬すれば応援演説に駆けつけたのはさすがの僕でも驚いた。水戸側は当然の徳川文化なので、まさに幕末西軍勢がなにしとん? 式に。
 公務員家系ですから。うち。
 一体彼に貴族義務が分かる日がいつくるだろう。多分永遠の先だ。

 はたまた英国勢だって同様だ――彼らのご都合主義ぶりはもう世界中で知られているのでいつも各地で炎上案件にされている。というかネタになっている。だって本当の事なんだから仕方ない。
 天皇の帝国主義政体を礼賛しながら、平和外交の将軍政体を「独裁」扱い。なんという底の浅さ。国営マスゴミ笑う。
 英国勢がいつか謝罪にくるだろうか? アジア中を植民地化しながらアヘンを売りつけていたあの日の事を。インドでは紅茶をつくらせ、遂には大反抗児ガンジーが出てくるまで「インド省」なんて持っていた醜態を。なんとあのケインズまで属してて。恥ずべきケンブリッジ、恥ずべきハーヴェイロードの前提。

 一つ痛快な事があるとすれば――われらが主君慶喜公を裏切った佐賀出身の知事代理人渡辺清が、天下の水戸城へ無情にも分け入ろうとするのを、尊き家門の愛国精神がけがれると思ったのに違いない、とあるお侍さんがお城ごと自ら焼き払った伝説である。これが水戸の魂、常陸魂ここにありというべき忠君の義。

 他方、モギケン輩は? えっ。まだ英国勢でナイトしてるの? まーた薩長か。まーた西日本か。もう分かった。いいから。そういうの。
 初代県知事山岡鉄舟は茨城勢の御献上品あんぱんを紹介したから偉かった。誰にって明治天皇に。
 モギケン輩は?
 はぁ~『和みの道』。パクリですねぇ僕の返信の。あらぁ。

 浅はか極まる英国BBCオリエンタリズム勢。浅はか極まる侵略裏切りクーデター犯薩長の片棒佐賀の茂木勢。馬が合うんじゃない? きっと。いいね。でも僕は遠慮しとくわ。
 僕はカントや会沢安が言ってた平和主義でいいわ。他国とか荒らしたくないから。岡倉天心と一緒にお茶飲むわ。さいなら。さいなら。