2022年8月24日

メタバースの夢

もし君がいなければ
宇宙にどんな人もいないのと似ている
孤独の奥で寝ているウサギの様に

ただ夢の上にただよう無数の星々
あらゆる惑星が消えうせ
言葉もなく体も冷えて
私はそらの一部になる

この星が壊れてしまってから
私にはどんな希望もない
 
だが君は夜のそのまた深くで
私の心を抱きしめてくれた

もし君がいなければ
自分には誰もいないのと等しい
自由の裏で探した魔法の様に
 
ただ時のあいだをさまよう無限の魂
あらゆる絶望が過ぎ去り
あとに残るのは思い出だけ
だとしてもただ静かな潮騒しおさいの香りに
君がいた時空がけていく