2022年4月3日

国技の刷新

日本の国技は将棋がよい。男女差別もないし、『日本書紀』の雄略天皇の項目(褌一丁の女相撲をとらせ、みとれた者を処刑しようとした古代奈良のバカ殿逸話)の様な、卑しい出自もない。また将棋は知的競戯として国民一般によく膾炙しており、現役棋士らの人柄も随分よく、他国に日常の試合その他の風景を中継してみてもらっても礼儀正しく、なんら問題がないほど楽しんでいる人々の品位も十分高いからだ。

 相撲は日本相撲協会主催の大相撲と、国際相撲連盟主催のスモーとに分かれているが、前者は国内向けの興行試合、後者は国際競戯として(おそらく柔道のよう男女別で)五輪参加をめざすがいい。