人は見た目の醜さには慣れるかもしれないが、心の醜さ、卑しさには遂に耐えられないだろう。 性悪と交際して害をなされる事に慣れてしまうとは、要するに抵抗力を失って絶えず被害を受け続け、学習性無気力になった状態でしかない。それが精神的傷を意味しない筈もないのだから、性悪はこの世で最も付き合いづらい人々の総称で、端的に彼らはこの世で人として最も遠ざかるべき存在でしかない。