2021年5月8日

一歩ずつの踵とその後の末路

人は一歩ずつ誤っていく。だが最初の一歩の時点で、全く別の方へ踵を返して置けば、その後の道が大幅に誤っていくことはない。

 人が俗悪な者になってしまうのは、最初にめざした方向がおかしかったからである。

 辿っている道がおかしいと気づいたなら、その時点で、すぐにでも埋没費を無視し、全く逆の道へ引き返さねばならない。さもなければ人は地獄に辿り着いてしまうのだから。