2021年1月24日

偽りの名誉、誤った汚名は正直さの重りにより本来の基準に戻る

高潔な人は下賎な衆愚に疎まれ、中傷され、濡れぎぬされ、誤解され、あらぬ罪や汚名を着せられ、名誉毀損され、侮辱され、罵られ、磔にさえされているが、それら全ての責任は衆愚側のみにあって高潔な人にはない。そして因果は巡り、下賎な者には悪因悪果の破滅がくる。

 高潔な人は同等以上に高潔な人達から必ずや名誉を回復されるだろう。

 我々はイエスの名を聖者として知っているが当時のローマ衆愚を冤罪悪役としてしか認知していない。
 尊王の禅譲を果たした徳川慶喜へ着せられた偽りの汚名は、いづれそれを着せた皇室や西軍の悪業による宿命によって雪辱を晴らされ、はじめから冤罪されなかった場合より遥か高らかに栄誉を回復されるであろう。