2021年1月11日

美術という犠牲

美術は人の精神を豊かなものにする、と言っている人がいた。

 もしそうなら、我々美術家への迫害や冷遇や差別や搾取、いづれにせよ我々の犠牲の上になりたっている偽りの豊かさに違いない。もっといえば我々社会的弱者への人道犯罪を上から目線で眺めて娯楽気取りの浅ましさよ。
 そしてまた美術家と称する連中にも一般社会と同じく、人の風上に置けない悪人が幾らかなりともまぎれているのだが。現に私はその社会にあって、ツイッターでいきなり会田誠に年齢差別で面と向かって侮辱され、謝罪を要求しても開き直りブロックされ、名誉も心も傷つけられたままなのだが。世間的に美術家と名乗っていて周りにも恐らくそう思われている会田は、その作品ともども果たして、私の心を豊かにしたといえようか?